FXを始めてみると”スワップ”や”スワップポイント”という言葉を目にする機会があると思います。パッと見ても何の事かわからないと思うので、ここではスワップポイントについて説明しましょう。
スワップポイント
スワップポイントは簡単に言ってしまうと金利と同じです。ただ銀行の金利等と違うのは、プラス金利だけではなく、マイナス金利もあるという事です。
正確には「金利差調整分」と言われ、2ヵ国間の金利差によって発生するものです。2国間のことなので為替取引で取り扱う通貨ペアによってもスワップポイントの値は変わっていきます。
例として日本円とアメリカドルの為替取引で説明します。取引には日本円でアメリカドルを買う(ASK)とアメリカドルで日本円を買う(BID)の二つがあります。
2023現在、日本とアメリカの金利差だとASKだとプラス金利、BIDだとマイナス金利になります。つまり日本円でアメリカドルを買うASKの状態だと、それを保有しているだけでプラスの金利となります。
プラス金利が続いてくれるのなら持ち続けてればいい!と考えることはできますが、実際には為替取引の一環なので相場変動の影響を受けます。スワップポイントでプラスになっていても、為替変動によってマイナスになってしまう可能性もあるので、相場を見つつスワップポイントを上手く取れるようにするのが大事です。
スーパースワップポイント
スワップポイントにはスーパースワップポイントと呼ばれるタイミングがあります。一般的には木曜日がそれにあたります。
これはスワップポイントが付与されるタイミングが関係し、木曜日は金曜日・土曜日のスワップポイントまで付与されるので、スワップポイントが3倍貰えることになります。これだけ狙って小遣い稼ぎ…というのも出来ます。
注意する点としては、アメリカドル・ユーロ・ポンド等の通貨は基本的にスワップポイントが低くなっているのが多いです。それ以外の通貨でスワップポイントが大きい通貨を狙ってスワップポイントを稼ぐのを狙うのはありですが、スプレッドには要注意です。先に言った流通量の多い通貨に比べると、他の通貨は流通量が低く、スプレッドが広い可能性が高いので、スプレッドとスワップポイントの兼ね合いに注意して取引をするのが大事です。